品種詳細
ニューアステカ
アマランサス「ニューアステカ」は、導入選抜系統「メキシコ系」にγ線照射して育成した短茎、早生の系統である。種子千粒重は大きく、黄白色で糯性である。機械収穫適性が認められ、収穫作業が効率化できる。
主要特性
「ニューアステカ」は、平成元年に農業生物資源研究所放射線育種場において、短茎・早生を育種目標として導入選抜系統であるメキシコ系にγ線(60Co)50kRを照射し、以後、農業研究センター作物開発部資源作物育種研究室(茨城県つくば市)において、M1個体の養成、M2集団から変異個体を選抜後、系統育種法に準じて選抜固定を行ってきたものである。平成12年、M11で「ニューアステカ」と命名し種苗登録申請を行った。本系統は、導入選抜系統「メキシコ系」と比較して、次のような特徴を持つ。
- 草丈は非常に低く、茎基部の直径はやや細く、花穂はやや短い開帳型の花序である。
- 開花期・成熟期は、メキシコ系より約10日早い。
- 種子は黄白色の糯性で、千粒重は重い。
- 草丈が低いのでコンバインによる収穫適性が高く、茎葉部の割合が少ないので収穫時の夾雑物が少ない。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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12788 (2000年9月25日) |
2001年3月28日 | 14399 (2006年7月13日) |
25年 (満了日:2031年7月13日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||