品種詳細

KRFo93-1

「KRFo93-1」は、日本初の飼料用サトウキビ品種候補系統である。初期生育が旺盛で乾物収量が多い。株の再生が優れ、数年間にわたる多数回の収穫が可能である。

主要特性

  •   「KRFo93-1」は、製糖用品種「NCo310」を種子親、分げつが旺盛で株の再生力が優れるが、糖分が低く、細茎で低収量のサトウキビ野生種「Glagah Kloet」(Saccharum spontaneum L.)を花粉親にした種間交配により育成した系統である。
  •  初期伸長が早く、分げつが旺盛であるため、製糖用品種「NCo310」と比較して生草収量、乾物収量が多い。
  •  株の再生が優れるため、一度の植付けで数年間にわたる多数回の収穫が可能である。
  •  原料草の粗蛋白質はやや少ないが、その他の栄養性は稲わらやローズグラス(1番草出穂期、生草)と同程度である。サイレージ調製が可能であり、生草およびサイレージの嗜好性は良好である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
20118
(2006年8月22日)
2006年11月17日 16152
(2008年3月 5日)
25年
(満了日:2033年3月 5日)
交配組み合わせ 旧系統名