品種詳細

Ni23

サトウキビ「Ni23」は、発芽、萌芽が良く、茎伸長が優れ、春植え、夏植え、株出しともに多収である。夏季に干ばつが発生した年でも既存品種より収量が多い。干ばつが発生しやすい地域に普及させることで、サトウキビの生産性向上が期待できる。

主要特性

  •   「Ni23」は、早期高糖性で多収の「NiF8」を種子親に、萌芽性、分げつ性に優れる多収の「Ni9」を花粉親にして1994年に交配を行い、1996年に実生選抜を実施して以降、株出し萌芽性と高糖性を重視して選抜した系統である。
  •  発芽、萌芽、茎伸長が優れ、奄美地域において春植え、夏植え、株出しのいずれの作型でも、「F177」よりも原料茎重が多い。
  •  奄美地域における甘蔗糖度は春植え、夏植え、株出しのいずれの作型でも「F177」より高く、可製糖量も多い。
  •  7、8月に干ばつが発生した年でも生育が良く「NiF8」、「F177」、「Ni17」より原料茎重が重く、可製糖量が多い。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
20104
(2006年8月22日)
2006年11月17日 16151
(2008年3月 5日)
25年
(満了日:2033年3月 5日)
交配組み合わせ 旧系統名