品種詳細
NiTn18
サトウキビ「NiTn18」は、初期生育が旺盛であり、萌芽も優れるため、春植、株出共に安定して多収である。低温下でも萌芽が良好であることから、無マルチ株出栽培でも「NiF8」より多収となる。低温や肥培管理等の要因により「NiF8」が少収となる地域に普及することによってサトウキビ生産の安定が図れる。
主要特性
- 「NiTn18」は、葉の病害に強く茎揃いが良好な「KF81-39」を母本に、初期伸長性、萌芽性に優れる高糖品種「ROC11」を父本にして1990年に交配を行い、1991年に実生を植付けて以降、株出の収量性を重視して選抜した品種である。
- 「NiF8」よりも初期伸長が良好で茎が長く、茎数が多い茎数型系統である。
- 「NiF8」よりも春植、株出で原料茎重、可製糖量が多い。
- 低温下での萌芽性に優れ、無マルチで株出栽培を行った場合でも、「NiF8」よりも 多収となる。
- 繊維分が多いために可製糖率は「NiF8」よりも低い。
- 黒穂病抵抗性は“極弱”で、「NiF8」よりも弱いが、圃場での発生は認められていない。
- 「NiF8」が多収となる圃場では、伸びすぎて乱倒伏することがある。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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17314 (2004年8月11日) |
2005年6月23日 | 14531 (2006年12月14日) |
25年 (満了日:2031年12月14日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||