品種詳細
NiTn19
サトウキビ「NiTn19」は、分げつが旺盛で茎数が安定して多く、黒穂病抵抗性を具えるため、株出栽培に適する。発芽性に優れ、欠株が少なく、春植、株出、夏植の3作型で安定して多収である。黒穂病汚染地域や茎数不足によって新植や株出の収量が低い地域に普及することによって生産の安定が図れる。
主要特性
- 「NiTn19」は、葉の病害に強く、春植、株出共に多収である「F172」を母本に、糖度はやや低いが茎数が多い「RF81-208」を父本にして1991年に交配を行い、1992年に実生を植付けて以降、収量性を重視して選抜した品種である。
- 発芽性、分げつ性が優れることから、欠株が少なく、茎数が多いため、「Ni9」、「F177」と比較して春植、株出、夏植共に安定して原料茎重、可製糖量が多い。
- 可製糖率は、「Ni9」、「F177」と同程度かやや低い。
- 株出栽培で発病の多い黒穂病に対する抵抗性が“極強”であり、「Ni9」、「F177」と比べて明らかに強い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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17315 (2004年8月11日) |
2005年6月23日 | 14532 (2006年12月14日) |
25年 (満了日:2031年12月14日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||