品種詳細
Ni16
サトウキビ「Ni16」は初期生育が優れ、春植及び夏植で安定して多収である。萌芽が優れ、株出で発病の多い黒穂病に対する抵抗性を具えるため、株出栽培にも適する。黒穂病多発地域や低収量地域に普及することによって生産の安定が図れる。
主要特性
- 「Ni16」は、茎伸長良好で高糖性の「RF78-209」を母本に、中茎でさび病、モザイク病等に強い「CP70-1133」を父本にして1989年に交配し、1990年に実生を植付けて以降、収量性を重視して選抜した系統である。
- 1茎が重い茎重型系統で、NiF8並に脱葉がしやすいため、人力収穫にも機械収穫にも適する。
- F177、NiF8に比べ春植、株出で明らかに原料茎重が多い。萌芽が良好なため株出でも安定多収である。可製糖率はF177と同程度でNiF8より低いが、可製糖量はF177、NiF8より多い。
- 株出しで発病の多い黒穂病の抵抗性は「中」で、F177、Ni9と比べて明らかに強く、株出栽培に適する。
- 黒糖品質がNiF8より優れる。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
15930 (2003年8月11日) |
2004年2月 3日 | 13751 (2006年2月27日) |
25年 (満了日:2031年2月27日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||