品種詳細
KY99-176
収穫しやすく宮古地域の夏植え栽培に適するさとうきびです。
「KY99-176」は沖縄県宮古地域の夏植え栽培での可製糖量に優れています。一茎重が大きく脱葉性や耐倒伏性も良好で、人力でも機械でも収穫しやすい品種です。黒穂病や葉焼病への抵抗性にも優れています。
主要特性
- 普及対象である宮古地域では全作型で「NiF8」や「宮古1号」と同等以上の収量性を示し、とくに夏植えで茎数が多く、可製糖量に優れます。
- やや太茎で一茎重が大きく、脱葉性は「宮古1号」より優れ、耐倒伏性は「NiF8」より優れます。手刈り、機械刈りともに収穫しやすい品種です。
- 黒穂病抵抗性と葉焼病抵抗性のいずれにも優れた抵抗性を有しています。風折抵抗性も「宮古1号」より優れています。
- 夏植えでの栽培を推奨しています。萌芽性に劣り初期生育が緩慢なため、株出し栽培を行う場合は株出し管理や雑草防除を適切に実施し、多回株出しは避けて下さい。
- 「宮古1号」と「NiF8」の代替として、沖縄県が宮古地域向けの奨励品種に採用しています。
「KY99-176」の草姿(春植え)
左:NiF8、右:KY99-176
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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27029 (2012年5月11日) |
2012年8月21日 | 26514 (2018年1月30日) |
25年 (満了日:2043年1月30日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
F161/RK89-1053 |