品種詳細
キラリボシ
なたね「キラリボシ」は子実中にエルシン酸を含まず、かつ低グルコシノレートの品種である。成熟期は「アサカノナタネ」並の中生で、「アサカノナタネ」に比べて多収で、菌核病抵抗性、耐倒伏性および寒雪害抵抗性に優れる。
主要特性
無エルシン酸で低グルコシノレート品種の育成を目標に、耐倒伏性が強く多収の「盛系188」を母に、無エルシン酸で低グルコシノレートの「KARAT」を父として1988年度に人工交配を行い、以後、系統育種法により、選抜・固定を図り、育成した品種である。2001年度における世代は雑種第12代である。
- 育成地において成熟期は「アサカノナタネ」と同程度の中生で、「アサカノナタネ」に比べて多収であるが、「アサヒナタネ」よりやや低収である。
- 子実中にエルシン酸を含まず、かつ低グルコシノレートのダブルロー品種である。
- 「アサカノナタネ」に比べて、菌核病抵抗性、耐倒伏性および寒雪害抵抗性が強い。
- 千粒重は「アサカノナタネ」並で、粒大整否は良い。
- 含油率は「アサカノナタネ」よりやや高いが、「アサヒナタネ」よりはやや低い。
※ なお品種登録出願時の名称は「キラボシ」であった。
栽培特性
東北地方南部の栽培に適する。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13064 (2000年12月11日) |
2001年7月12日 | 11714 (2004年3月 3日) |
20年 (満了日:2024年3月 3日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
盛系188 x KARAT | 東北90号 |