品種詳細

くりひかり

カボチャ「くりひかり」は、短節間性で多収のF1品種。大果で果肉が厚く濃黄色で、加工・業務用に適する。

主要特性

  • 主枝(つる)は、生育初期に節間が詰まり、短節間性の草姿を示す。しかし、徐々に主枝は伸長して生育中期(60日後)には普通草姿となる。側枝の発生は、「えびす」に比べて少ない。
  • 雄花の開花時期は「えびす」よりやや遅い。果実は株元近傍に結実しやすい。
  • 果形は扁円形である。皮は黒緑色で果面に光沢がある。ひだは極浅く、緑色のすじ模様がある。花落ち径は「えびす」より小さい。
  • 果肉色は濃黄色である。果肉の厚さは果梗部から中央部にかけて厚く、果底部がやや薄い傾向がある。果肉の質は粉質~中である。oBrixおよび乾物率は「えびす」よりも高い。
  • 果実は2kg程度で、「えびす」、「TC2A」より大きく、肥大性に優れる。1株当たりの着果数は「TC2A」と同程度で、密植栽培により「えびす」、「TC2A」より多収である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
28242
(2013年6月 3日)
2013年10月 8日 23815
(2015年2月 4日)
25年
(満了日:2040年2月 4日)
交配組み合わせ 旧系統名
つる性で大玉の「OK」を種子親とし、短節間性の
「北海3号」を花粉親とするF1系統である。
北渡交1号