品種詳細

ゴールデンライト

種子食用ペポカボチャF1品種「ゴールデンライト」は、既存品種と比べて果実は小型で軽く、短節間性および株元着果性に優れる。果実や種子は軽いが、種子収量は既存品種と同程度以上である。

主要特性

  • 主枝の伸長は生育初期から中期にかけてゆっくりと進み、短節間性の草姿を示す。しかし、生育中期以降から徐々に主枝は伸長して普通草姿となる。その特性は既存の「ストライプペポ」と類似しているが、主枝の伸長速度は「ゴールデンライト」の方が遅い。
  • 雌花および雄花の開花時期は福種株式会社の「食用種子カボチャ」(以降、「福種」と略記)より早く、「ストライプペポ」とほぼ同等である。着果節位は「福種」や「ストライプペポ」に比べて低節位、株元付近で結実する。株あたりの果実数は「福種」や「ストライプペポ」と比較して多い。
  • 果実重は「福種」や「ストライプペポ」に比べて軽く、果実の形状は円筒型で、橙色の果皮で小斑点を有する。
  • 種子は既存の種子食用ペポカボチャ品種に比べて軽い。しかし、株あたりの果実数が多いことから、単位面積あたりの種子数ならびに種子収量は「福種」より多く、「ストライプペポ」と比べて同程度以上になる。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
35441
(2021年5月19日)
2021年11月24日

交配組み合わせ 旧系統名
種子に殻がなく短節間性の「豊平2号」を種子親とし、
種子に殻がなく株あたりの果実数が多く小型果実を生産する
短節間性の「豊平3号」を花粉親とするF1品種である。
豊平交2号