品種詳細
山形N1号
「山形N1号」は、「薄皮丸なす」(山形県在来品種)と単為結果性品種「あのみのり」(農研機構野菜花き研究部門育成)の交雑後代から育成した固定系統を両親にもつ、山形県と共同育成した単為結果性の一代雑種(F1)品種です。
主要特性
- 「山形N1号」は単為結果性を有し、「薄皮丸なす」よりも早期からの収穫が可能です。
- 栽培期間を通した商品収量は「薄皮丸なす」より多く、露地多収品種の「梵天丸」並みです。
- 草丈は「薄皮丸なす」よりも大きく、「梵天丸」並みです。
- 果形は巾着型~短卵型が主です。
- 果実の着色は「薄皮丸なす」より濃く良好で、へた下も淡く着色します。果皮のアントシアニン含量は、「梵天丸」より多く、着色が良好です。
- 花痕の大きさは「薄皮丸なす」より小さく外観に優れます。
- 「梵天丸」と比較すると、果皮が軟らかく、果肉が硬いため、漬物加工した果実は歯切れのよい食感となります。

図 「山形N1号」の草姿


図 「山形N1号」の果実外観
(上段:山形N1号、下段:薄皮丸なす)
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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37353 (2024年3月18日) |
2024年6月17日 |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
E26-UA-157×E27-UA-90 | EF16-8 |