品種詳細
CR寒次郎

主要特性
- 「CR寒次郎」は、年明けどりのハクサイF1品種「寒次郎」の両親(RKG42、Tu3)にCrr1とCrr2に由来する2つの抵抗性遺伝子を導入した両親のF1である。育成した両親は、RKG42とTu3を反復親、2つの抵抗性遺伝子を有する「はくさい中間母本農9号」(以下PL9)を1回親として、6回の連続戻し交雑と自殖により2つの抵抗性遺伝子を固定し、さらに種子親については雄性不稔化した系統である。各世代でマーカー遺伝子型による選抜を行い、両親と「CR寒次郎」は、PL9と同様に2つの根こぶ病抵抗性遺伝子をホモに有している。
「CR寒次郎」は、ハクサイF1品種「CR隆徳」と「SCRひろ黄」の抵抗性の違いにより分類された根こぶ病菌病原型グループ1、2、4に対して抵抗性を有する(表1)。
「CR寒次郎」の諸特性は「寒次郎」とよく似ており、播種後約85~90日以降に収穫可能な晩生系である。球頭が浅く抱合する砲弾型で、球内は黄色で外観の濃緑色とのコントラストが鮮やかである。栽培適地では球重が4kgを超える大型のハクサイとなるため漬物加工等の契約栽培にも向く(表2、写真)。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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30107 (2015年4月13日) |
2015年9月10日 | 26177 (2017年8月14日) |
25年 (満了日:2042年8月14日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
CMS_CR_RKG83 × CR_Tu83 | ハクサイ安日交2号 |