品種詳細
はるみ
「はるみ」は「清見」にポンカン「F-2432」を交雑して育成したミカンです。糖度が比較的高く、食味良好です。易剥皮性でじょうのう薄く、少核性で食べやすいです。成熟期は1月で、年明けに販売できる広域適応性高品質品種である。
主要特性
- 果実は180~200g程度で、果形は扁球形。果皮色は橙色で果面は滑らかである。果皮は薄く軟らかく、剥皮が容易である。果肉は橙色でポンカンに似ており、比較的柔らかい。じょうのうが薄く柔らかく、種子が少ないので食べやすい。成熟期は1月で食味は良好である。
- 樹勢は中庸で、樹姿はやや直立性である。隔年結果性は強い。そうか病には抵抗性であるが、かいよう病は軽~中程度の発生がみられることがある。カンキツトリステザウイルスによるステムピッティングの発生程度は軽度である。
花
果実
結実状況
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
(1996年4月 2日) |
1999年3月12日 | 7506 (1999年11月25日) |
25年 (満了日:2024年11月25日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
清見×ポンカンF-2432 | カンキツ興津44号 |
栽培適地
東海地方から九州まで適応地域は広いと考えられます。
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号:みかん農林12号
登録年月日:1996年8月21日
育成担当者
吉田俊雄、山田彬雄、根角博久、上野勇、伊藤祐司、日高哲志、吉岡照高、家城洋之、七條寅之助、木原武士、冨永茂人
発表論文
果樹試験場報告 34号, p.43-52(2000-12): カンキツ新品種'はるみ'