品種詳細
舞飛天
樹姿がほうき性で花弁が菊咲き性かつ八重咲き性で桃色の花モモ新品種です。
主要特性
- 樹姿はほうき性で直立し、花弁が桃色の菊咲き性個体で、樹勢は中程度です(表1、図1)。
- 神奈川県厚木市における開花盛期は4月中旬頃で、「菊桃」より2日程度早く「京舞子」と同時期です(表1)。
- 花の大きさは39 mm前後で「菊桃」とほぼ同程度の大きさで、「京舞子」よりは小さいです(表1)。
- 花弁は長さ22 mm前後、幅8 mm前後の狭楕円形で、「ほうきもも」の花弁とは形が異なり、「菊桃」や「京舞子」と同様に菊咲き性の花型を示します(表1)。
- 花弁の数が35枚程度で、八重咲き性です(図2)。
- 果実重は15 g程度と極めて小さく、屈折計示度は13.9%ですがpH 3.50と酸味が強いため甘味は少なく、渋味および苦味が多いので食味は不良です。
![]() 図1 「舞飛天」の樹姿 |
![]() 図2 「舞飛天」の花 |

農林認定品種(旧命名登録品種)
登録番号:もも農林28号
登録年月日:2015年8月
育成担当者
八重垣英明・ 山口正己(東京農業大学)・ 末貞佑子・ 安達栄介・ 山根崇嘉・ 澤村 豊・ 馬場 正 (東京農業大学)
発表論文
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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29380 (2014年7月15日) |
2014年12月 4日 | 25876 (2017年3月15日) |
30年 (満了日:2047年3月15日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
G-107-4(ほうきもも自然交雑実生×菊桃) の自殖実生(東京農業大学との共同出願) |
G-111-12 |