品種詳細

JNK-MS-6B

ソルガムの細胞質雄性不稔系統「JNK-MS-6A」および維持系統「JNK-MS-6B」は、早生で高消化性遺伝子bmr-18を持つ子実型ソルガムで、一代雑種品種「九州交3号」の種子親系統として利用できる。

主要特性

  • 「JNK- MS-6B」は、極晩生品種「天高」の種子親である「I.S.2830B」に高消化性遺伝子bmr-18を持つ「那系MS3B」を交 配して育成した維持系統である。「JNK-MS-6A」は「I.S.2830A」に「JNK-MS-6B」を連続戻し交配して育成した細胞質雄性不稔系統 である。
  • 葉身の中肋色は褐色でbmr-18遺伝子を持つ。
  • 早晩性は早生に属する。稈長は約80cmの短稈で、稈径は20mmとやや太く、茎は汁性である。
  • 隔離栽培における細胞質雄性不稔系統および維持系統の採種量は、それぞれ、19.4および36.5 kg/a 程度である。
  • すす紋病抵抗性は「強」であり、紫斑点病は「弱」である。
  • 本系統を種子親とする一代雑種「九州交3号」は、晩生で、乾物収量は「SSR4」比107%とやや多収である。高消化性遺伝子を持ち、bmr-6標準品種「SSR4」よりリグニン含量が低く、推定TDN含量は 「SSR4」と同程度である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
25222
(2010年9月28日)
2010年11月24日 21868
(2012年7月26日)
25年
(満了日:2037年7月26日)
交配組み合わせ 旧系統名