品種詳細
Mi101
サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Mi101」(エムアイヒャクイチ)は、中生のセミデント種で、耐倒伏性に優れ、組合せ能力が高い。耐倒伏性に優れる春播き用の一代雑種の親系統および晩播・夏播き用の一代雑種の親系統として利用できる。
主要特性
- 晩播用改良集団から選抜した個体「RD96-12」から、耐倒伏性、ごま葉枯病抵抗性などについての選抜と自殖により育成した自殖系統である。
- 早晩性は「Mi44」並で”中生”に属する。
- 稈長と着雌穂高はいずれも「Mi91」および「Mi44」より低く、稈径は「Mi91」並で「Mi44」より太い 。雌穂は先端円錐型で、粒列数は平均13.8列、粒は橙色で丸形である。
- ごま葉枯病抵抗性は”やや強”、紋枯病抵抗性は”強”である 。耐倒伏性は、「Mi91」および耐倒伏性が最も強い早生の「Mi47」並で「Mi44」より強い 。
- 採種性は、実収量で30.8kg/aであり実用的な水準にある。花粉飛散程度は「Mi91」よりやや少なく「Mi44」より多い 。
- 組合せ能力は高い。本系統を種子親とする単交雑F1 系統「九交142号」は、春播き栽培において耐倒伏性に優れ、同熟期の普及品種と比べてTDN収量が高い。本系統を種子親とする単交雑F1 系統「九交146号」は、晩播・夏播き栽培において南方さび病に強く、同熟期の普及品種と比べてTDN収量が高い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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22565 (2008年5月15日) |
2008年8月 5日 | 19598 (2010年6月28日) |
25年 (満了日:2035年6月28日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||