品種詳細
Mi47
サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「Mi47」(エムアイヨンジュウナナ)を育成した。本系統は中生の早のフリント種で、耐倒伏性がきわめて強く、ごま葉枯病抵抗性と組合せ能力に優れ、一代雑種品種の親系統として利用できる。
主要特性
「[Mi9×{平野1×(JF1C1・S2×飯干2・S4)}S2]×(JF2C2・S4×Mi15)」を母材とし、耐倒伏性と各種病害抵抗性等についての選抜と自殖により育成したフリント種自殖系統である。
- 早晩性は、九州では「中生の早」に属する。
- 耐倒伏性および折損抵抗性はいずれも「極強」で、現有の耐倒伏性デント種自殖系統より強い。
- ごま葉枯病および紋枯病抵抗性はいずれも「強」である。
- 採種性は、雌雄畦比3:1換算で30kg/a程度の採種量が見込まれ、フリント種自殖系統としては高い。花粉飛散程度は「良」である。
- 稈長と着雌穂高はやや低いが、稈径は中程度で、草型はアプライトである。雌穂は円筒型で粒列数は平均10.5列、粒は橙色で丸形である。
- デント種自殖系統との組合せ能力は高い。本系統を花粉親とする単交雑一代雑種「九交B93号」は、普及品種「P3352」と比較して、ごま葉枯病抵抗性が強く、耐倒伏性が顕著に優れている。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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10890 (1998年4月24日) |
1999年3月18日 | 9917 (2002年3月15日) |
20年 (満了日:2022年3月15日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||