品種詳細
はたゆたか
中生の晩に属する暖地向きサイレージ用とうもろこしのF1 品種「はたゆたか」を育成した。本品種は、ごま葉枯病等の主要病害抵抗性および耐倒伏性に優れる安定多収品種で、九州・四国地域での春播き栽培用品種として普及が期待される。
主要特性
「はたゆたか」は、「Mi19」を種子親とし、「H95rhm」を花粉親として育成されたデント種×デント種の単交雑一代雑種である。
- 熟期は、絹糸抽出期が「さとゆたか」並で「P3358」より約3日遅く、中生の晩に属する。稈長は「さとゆたか」並であるが、着雌穂高は「さとゆたか」および「P3358」よりやや高い。
- ごま葉枯病抵抗性は極強で「さとゆたか」並であり、「P3358」より強い。紋枯病抵抗性は強で「さとゆたか」および「P3358」並である。
- 耐倒伏性は強~極強で、ほぼ「さとゆたか」および「P3358」並である。
- 乾総収量およびTDN収量はともに「さとゆたか」並かそれよりやや高く、多雨・ 寡照年における減収が少なく、年次変動が小さい安定・多収品種である。乾雌穂重割合は「さとゆたか」並で「P3358」よりやや低い。
- 採種量は、雌雄畦比3:1で14~19kg/a 程度が見込まれる。両親の開花期の一致は、両親同時播きでも可能であるが、花粉親を一週間晩播することによりさらに確実になる。
栽培適地
九州および四国地域の春播き栽培に適している
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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(1996年5月20日) |
7895 (2000年3月30日) |
20年 (満了日:2020年3月30日) |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||