品種詳細
Na34
「Na34」(エヌエイサンジュウヨン)は、デント種で、やや晩生に属し、ごま葉枯病抵抗性、紋枯病抵抗性及び組合せ能力に優れた自殖系統である。サイレ-ジ用とうもろこしのF1品種育成のための種子親系統として利用できる。
主要特性
市販品種「P3358」を母材とし、各種病害抵抗性、耐倒伏性などについての選抜と固定により育成した自殖系統である。
- 生態的特性:早晩性は「やや晩生」に属する。ごま葉枯病抵抗性は「強~極強」、紋 枯病抵抗性は「強」、耐倒伏性は「やや弱」である。
- 形態的特性:草型はアプライト型で、稈長は約197cmで「長」、着雌穂高は約83cmで「中」、稈径は約1.7cmで「中」、分げつは発生しない。雌穂は「円筒型」、粒列はほぼ 14列で「やや多」である。粒は「黄色」で、「丸型」である。
- 組合せ能力:「Na34」とフリント種自殖系統「Na30」との間の単交雑品種「ナスホマレ」(草地試育成、平成8年度農林登録)の乾物収量、TDN収量は標準品種より優れており、特定組合せ能力は高い。
- 採種性:花粉飛散程度は「やや不良」であるが、採種量は約45kg/aと多く、種子親としての利用に適している。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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(1996年3月28日) |
7755 (2000年2月22日) |
20年 (満了日:2020年2月22日) |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
- | Na34 |