品種詳細
Ho49
サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「Ho49」(エイチオーヨンジュウキュウ)を育成した。本系統は中生のフリント種で、耐倒伏性とすす紋病抵抗性に優れ、デント種との組合せ能力が高く、一代雑種品種の親系統として利用できる。
主要特性
- 早晩性は北海道では"中生"に属する。
- 初期生育は"良"、稈長はやや高いが着雌穂高は平均的で、稈径はやや細い。雌穂は先端円錐形で粒列数は平均11.8列、子実は黄褐色で丸形である。
- すす紋病抵抗性およびごま葉枯病抵抗性は"やや強"、黒穂病抵抗性は"弱"で、耐倒伏性は"強"である。
- 採種性は、実収量で29.8kg/aと同熟期のデント種自殖系統よりやや低いが実用的な水準にある。花粉飛散程度は"中~やや良"である。
- デント種自殖系統との組合せ能力は高い。本系統を片親とする単交雑F1系統「おおぞら(北交55号)」は、普及品種と比較して、耐倒伏性に優れ、多収である。
育成の経過
「Ho4×N85」(ヨーロッパフリント×北方型フリント)を母材とし、病害抵抗性、耐倒伏性、雌穂特性などについての選抜と自殖により育成した。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13778 (2001年8月28日) |
2002年1月24日 | 12190 (2004年8月18日) |
20年 (満了日:2024年8月18日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Ho4 / N85 | Ho49 |