品種詳細

Ho57

サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho57」(エイチオーゴジュウナナ)を育成した。本系統は極晩生のデント種で、フリント種との組合せ能力が高く、耐倒伏性と採種性に優れている。一代雑種品種の親系統として利用できる。

主要特性

  • 早晩性は北海道では"極晩生"に属する。
  • 初期生育は"やや良"、稈長は高いが着雌穂高は平均的で、稈径はやや太い。草型はセミアップライトである。雌穂は円筒型、粒列数は平均11.7列で、子実は黄橙色で方形である。
  • すす紋病抵抗性およびごま葉枯病抵抗性は"弱"、黒穂病抵抗性は"強"で、耐倒伏性は"強"である。
  • 採種性は高く、雌雄畦比3 : 1換算の採種量で37.6kg/aである。花粉飛散程度は"中"である。
  • フリント種自殖系統との組合せ能力は高い。本系統を片親とする単交雑F1系統「おおぞら(北交55号)」は、普及品種と比較して、耐倒伏性に優れ、多収である。

育成の経過

「3389」を母材とし、耐倒伏性、雌穂特性、病害抵抗性などについての選抜と自殖により育成した。

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
13779
(2001年8月28日)
2002年1月24日 12191
(2004年8月18日)
20年
(満了日:2024年8月18日)
交配組み合わせ 旧系統名
Ho57