品種詳細
たちぴりか
気象条件が厳しい根釧・道北地域向きの品種です。すす紋病に強く、倒伏が少なく、収量に占める雌穂(実)の割合が高い品種です。草地酪農地帯での安定栽培が可能で、飼料自給率の向上に貢献します。
主要特性
- 耐倒伏性は「ぱぴりか」より優れ、場所や栽植密度にかかわらず倒伏の発生は少なくなっています。
- すす紋病抵抗性は"極強"で「ぱぴりか」より優れています。
- 雌花の開花にあたる絹糸抽出期は「ぱぴりか」よりやや遅いですが、収穫時の乾物率は「ぱぴりか」並で、「たちぴりか」は"早生の早"の熟期に属する品種です。
- 発芽期は「ぱぴりか」よりやや遅く、初期生育も「ぱぴりか」に比べるとやや劣りますが、同熟期の品種中では良好な部類に属します。
- 稈長は「エマ」および「ぱぴりか」より低く、着雌穂高(雌穂の高さ)は「ぱぴりか」並です。
- 乾物および推定TDN収量は「ぱぴりか」と同程度です。
- 種子生産時に重要となる採種量は、実用的な水準にあります。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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23843 (2009年6月22日) |
2009年8月18日 | 20930 (2011年8月 9日) |
25年 (満了日:2036年8月 9日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
北交66号 |