品種詳細

きみまる

「きみまる」は東北地域向けの110日クラスのサイレージ用品種です。すす紋病に強く、特に赤カビ病に罹りにくい特徴を持っており、栽培地域での飼料の安定生産に貢献します。

主要特性

  • 熟期は、適地の東北地域では"早生"に属する。絹糸抽出期は「36B08」より3日遅く「セシリア」より3日早い。
  • 発芽期は「36B08」および「セシリア」と同日で、初期生育は両品種よりやや優れる。
  • 稈長および着雌穂高は「セシリア」並で「36B08」より高い。
  • 乾物総重は「36B08」より7%高く「セシリア」より5%高い。乾雌穂重割合は「36B08」よりやや低く「セシリア」より低い。茎葉のTDN含量は、「36B08」よりやや高く「セシリア」より高く、ホールクロップのTDN含量は両品種と同程度である。
  • 耐倒伏性は「36B08」よりやや劣り「セシリア」並である。
  • すす紋病抵抗性は"強"で「36B08」より弱く「セシリア」並である。ごま葉枯病抵抗性は"中"で「36B08」よりやや弱く「セシリア」よりやや強い。
  • 赤かび病接種試験での発病程度は、同熟期の普及品種に比べて低い。
  • 雌雄畦比3:1での採種量は61kg/a程度である。育成地における採種栽培では、花粉親を種子親より14日晩播することで開花期がほぼ合致する。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
27428
(2012年9月21日)
2012年12月21日 23013
(2014年2月12日)
25年
(満了日:2039年2月12日)
交配組み合わせ 旧系統名
FR7918 / Ho95 北交72号