品種詳細
だいち
「だいち」は、早晩性は中生で、収量性は同熟期の「おおぞら」より多収であり、耐倒伏性とすす紋病抵抗性にも優れるサイレージ用とうもろこし品種です。北海道の道央中部、道央南部、および道南に適します。
主要特性
- 絹糸抽出期は「おおぞら」に比べて2日早く、「36B08」より3日早い。収穫時の雌穂の熟度は「おおぞら」並で「36B08」より進んでいる。総体乾物率は「おおぞら」よりやや低く、「36B08」よりやや高い。以上のことから早晩性は"中生の中"に属する。
- 発芽期は「おおぞら」「36B08」並で、初期生育は「おおぞら」「36B08」より優れる。
- 稈長は「おおぞら」より低く、「36B08」より高い。着雌穂高は「おおぞら」「36B08」より低い。
- 乾物収量は「おおぞら」「36B08」より多い。乾雌穂重割合は「おおぞら」より低く、「36B08」並である。総体TDN含量は「おおぞら」並で「36B08」より高い。
- 耐倒伏性は「おおぞら」より強く、「36B08」並である。
- すす紋病抵抗性は"強"で「おおぞら」より強く、「36B08」よりやや弱い。ごま葉枯病抵抗性は「おおぞら」より強く、「36B08」よりやや強い。根腐病の発病は少ない。
- 雌雄畦比3:1での採種量は46.2kg/a程度である。育成地における採種栽培では、種子親と花粉親を同時播種で開花期がほぼ合致する。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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31027 (2016年4月 8日) |
2016年7月27日 | 28322 (2021年1月26日) |
25年 (満了日:2046年1月26日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Ho123 / Ho124 | 北交88号 |