品種詳細
ハヤミノルド
「ハヤミノルド」は、これまでの"早生の早"の品種よりもかなり早く、耐倒伏性が強く、すす紋病、ごま葉枯れ病、赤かび病に強く、初期生育にも優れており、根釧・道北地域の気象条件の厳しい地域においても自給飼料の安定生産に貢献できる。
主要特性
- 絹糸抽出期、雄穂開花期は「KD254」より7日早い。収穫時の熟度は「KD254」より早い。雌穂乾物率は「KD254」よりかなり高く、総体乾物率は「KD254」より高い。早晩性は"早生の早"の中でもかなり早い。
- 発芽期は「KD254」並で、初期生育は「KD254」より優れている。
- 稈長、着雌穂高は「KD254」より低い。稈径は「KD254」並である。
- 乾物総重は「KD254」より低く、「たちぴりか」並である。乾雌穂重割合は「KD254」並で「たちぴりか」より高い。推定TDN収量は、乾物収量と同様に「KD254」より低く、「たちぴりか」並である。
- 耐倒伏性は「KD254」より強い。
- すす紋病抵抗性は"かなり強"で強い。ごま葉枯病抵抗性は「KD254」より強い。黒穂病抵抗性は「KD254」より強い。根腐病発病個体率は「KD254」「たちぴりか」より低い。赤かび病は、自然発病下では発生は少なく、赤かび病接種検定においては「たちぴりか」よりも発病面積率は低く「KD254」並、カビ毒であるDONの雌穂乾物中濃度は「KD254」並で赤かび病抵抗性は強い。
- 雌雄比4 : 2の栽培を想定した際の採種量は26.1kg/a程度である。育成地における採種栽培では、花粉親を種子親の7日後および10日後に播種することにより、その開花期はほぼ合致する。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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34683 (2020年4月28日) |
2020年7月16日 | 29298 (2022年7月11日) |
25年 (満了日:2047年7月11日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Ho120 / Ho131 | 北交91号 |