品種詳細
那交907号
「那交907号」はトウモロコシの近縁野生種テオシント由来の耐湿性の関連形質"地表根形成能"を導入した親自殖系統 「Na110」を種子親に持つ中生品種である。既存品種に比べて湿害が発生しやすい条件での生育が良好である。
主要特性
- 絹糸抽出期は「ゆめそだち」並で「ゆめちから」より4日遅く、早晩性は「ゆめそだち」と同じ"中生"に属する。
- 乾物総重は「ゆめそだち」並で「ゆめちから」より多い。乾雌穂重割合は「ゆめそだち」「ゆめちから」より低い。
- ごま葉枯病は「ゆめそだち」並で「ゆめちから」よりやや弱く、すす紋病は「ゆめそだち」「ゆめちから」より弱い。根腐病は「ゆめそだち」「ゆめちから」より強い。耐倒伏性は「ゆめそだち」より強く「ゆめちから」並である。
- 6葉期以降で約18日間の湛水処理を行う圃場試験では、「ゆめそだち」に比べ絹糸抽出期が2日早く乾物総重が4%多い。また湛水処理期間中の地上部乾物増加量は、「ゆめそだち」「ゆめちから」に比べて多い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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31602 (2016年11月22日) |
2017年2月23日 | 28325 (2021年1月26日) |
25年 (満了日:2046年1月26日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Na110 / Mi47 | 那交907号 |