品種詳細
ノースフェスト
フェストロリウム「ノースフェスト」は多回刈で多収、季節生産性が平準であるなど放牧に適し、飼料品質も優れる。根釧地域の一部のような越冬条件の厳しい地域を除く北海道全域に適する。
主要特性
- 越冬性は、根釧地域以外ではメドウフェスク「ハルサカエ」と同程度だが、根釧地域においては「ハルサカエ」より劣る。全道においてペレニアルライグラス「ポコロ」より優れる。
- 収量性は、多回刈における2箇年合計乾物収量は、全場平均が「ハルサカエ」比106%と多収である。季節別では夏季および秋季に多収であり、季節間の変動が小さい。
- 定着時草勢は「ハルサカエ」より優れる。また播種年(1年目)の年間合計乾物収量が「ハルサカエ」より大幅に多収である。
- 出穂始日は「ハルサカエ」より2日遅く「ポコロ」より3日早い。
- 茎数密度は、春季は「ハルサカエ」よりやや低く、秋季は「ハルサカエ」よりやや高い。
- 葉腐病罹病程度は「ハルサカエ」「ポコロ」よりやや低い。
- 多回刈における推定TDN含量は「ハルサカエ」「ポコロ」と同程度である。総繊維に占める高消化性繊維割合は「ハルサカエ」より高い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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32766 (2018年1月12日) |
2018年4月24日 | 28936 (2022年2月 7日) |
25年 (満了日:2047年2月 7日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
母系選抜法により育成。構成は4母系19栄養系。メドウフェスクとペレニアルライグラスの複二倍体雑種について土壌凍結地帯での越冬性などでの選抜を行ない交配し育成した。 | 北海1号 |