品種詳細
オギススキ「MB-2」
オギススキは不稔性で種子ができないため、草地造成のために地下茎を小分けした苗を大量に植え付ける必要があった。本品種は株の生長が早く、移植本数を従来の1/4程度に減らすことが可能である。また、移植1年目の生育に優れるため、雑草の侵入が少ない特徴がある。燃焼原料、産業原料、畜産利用などが想定される。
主要特性
- 移植後の株の広がりが既存品種より2倍程度速い。そのため移植時の苗間隔は200cmx200cmに1本でよい。
- 移植1年目~3年目の収量は、既存品種よりも多収である。
- 出穂期は、既存品種より遅い'晩生'である。
- 積雪による倒伏程度は既存品種より劣るので、降雪前の収穫を想定している。
栽培適地
東北から九州地域。(越冬が難しいため北海道は不適)
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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35901 (2021年12月20日) |
2022年3月30日 |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
栄養系選抜 | 九州雑種735 |