品種詳細

こないしん

「こないしん」はでん粉原料用のカンショ品種です。多収で、サツマイモ基腐病やつる割病に強く、鹿児島県での普及が進んでいます。

主要特性

  1. 育成地(宮崎県都城市)において、「こないしん」の上いも収量は無マルチ栽培、長期マルチ栽培ともに「シロユタカ」よりも優れます。でん粉歩留は「シロユタカ」並で、でん粉収量は「シロユタカ」よりも優れ、2割以上多収です。
  2. でん粉の白度は「シロユタカ」並みに高い特性です。
  3. 「シロユタカ」よりもサツマイモ基腐病とつる割病に強く、ネコブセンチュウとネグサレセンチュウにも抵抗性があります。

活用面・留意点

  1. 育苗時の苗床での萌芽数が「シロユタカ」よりも少ないので、種いもの伏せ込み間隔を狭くし、伏せ込み数を多くするなどして、苗の確保に努めてください。
  2. しょ梗が強いため収穫時にいもが離れにくいこと、また、いものしっぽ(尾部)も手でちぎりにくいことに留意してください。

ふくむらさき
こないしん

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
33725
(2019年2月20日)
2019年6月11日 28868
(2022年1月17日)
25年
(満了日:2047年1月17日)
交配組み合わせ 旧系統名
九州162号✕九系04136-16 九系320号