- 平成28年熊本地震では、多数の圃場で地割れ等の損壊が発生しました。本資料では、リモートセンシングデータを用いて、地割れ等の地表面状態を把握する手法を紹介します。
- 大規模被災地では、人工衛星、航空機、ヘリコプター、UAVなど多種のリモートセンシングデータが取得されています。リモートセンシングデータの多くは、視点の異なる画像の重複領域において、視線方向の3次元計測が可能です。また、近年、SfM/MVSという技術の発達により、比較的容易に3次元モデルを作成することができるようになりました。
- 計測可能な精度は、画像取得条件によりますが、高い空間解像度で十分に重複領域を確保する撮影を行えば、圃場の細かな高低差でも検出可能であり、地割れ・段差などの大きさを定量的に把握することもできます。農研機構では、各種リモートセンシングデータの撮影や撮影後の処理について技術支援を行います。
図1 国土地理院HPで公開されている直下視UAV動画より作成した地割れ圃場の簡易3D画像
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