おむすびなろりんの丘タイトル

なろりん、ふーちゃんと会う!の巻

訪ねた日: 2017年11月22日
お天気: 晴れ

こんにちは なろりんです♪

気の向くままに全国にある農研機構の研究センターを巡って紹介しています。

62回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。

 

今回は番外編、なろりんはどこに来たでしょう~?

横浜のオシャレビルに入るよ

 

ん?これはなんの生物??

答えは、ズワイガニの赤ちゃん!

 

今回なろりんは農研機構からお出かけして、同じ農林水産業の研究開発を行っている国立研究開発法人 水産研究・教育機構 本部を訪ねました。

 

皆さんからいろいろ教えてもらったよ!

タコとウナギのTシャツだよ~

 

こちらでは、日本の沿岸や沖合の海で、お魚の卵・稚魚(こども)・成魚(おとな)の調査をして、今年どれぐらいの魚が生まれたか、どれぐらいの量の魚をとっても大丈夫かを調査しているんだって。

調査しているお魚の種類は50種くらい、住んでいる海ごとに全体で80くらい。そのほか、世界中の海を泳ぎまわる50種くらいのお魚やクジラも調べているんだ。

たくさん調べているんだね!

 

水産研究・教育機構には、船を操縦する人もいて、年に半年近くは船に乗って海に出ているんだって。

こちらは調査船、"北光丸"の模型!

なろりんもこの船に乗って、海に出てみたいなぁ。

かっこいい♪

 

調査船には、実験室があって顕微鏡や分析機器もいろいろ揃っていて、海の上で調査したりデータを解析したりできるんだって。

海にいる天然のお魚(資源)や海の環境(海洋)のそれぞれの研究者さんが船に乗って調査するのだそう。

アジ、サバ、イワシとかのいろいろなお魚さんのほか、イカやカニにも会いに行くんだね!

 

これは「ウナギ」さん。

 

それから、ウナギの完全養殖に成功したお話も教えてもらったよ!

"完全"って何だかわかる?

 

えっへん!それはね、

天然子どもウナギ→おとなのウナギに育てる(ここまでがいま行われている「養殖」)→卵を産む→赤ちゃんウナギ→おとなのウナギ→卵を産む→赤ちゃんウナギがふ化する!ここまで成功して「完全養殖」なのだそう。長い道のりだぁ~

 

養殖するとおとなのウナギがオスばっかりになるんだって。ビックリ!

そうすると卵がちょっとしか生まれない...。

そこで研究所で卵を産ませるときは、エサにホルモンを混ぜてメスになるようにするんだけど、いままでは他の魚のホルモンを使っていたのが、合成したうなぎのホルモンを使えるようになって、たくさん卵がとれるようになったんだって!

 

それから、透明で木の葉のような赤ちゃんウナギをおとなと同じ形の子どもウナギまで育てるのが大変なのだそう。子どもウナギになれば、おとなまで育てるのは簡単らしいよ。

エサをいろいろ工夫しているのだけれど、天然ウナギの赤ちゃんは海で何を食べているのか?がまだ良く分かっていないんだって。

赤ちゃんウナギ 子どもウナギ


みんなの大好きなウナギを、卵からたくさん育てられる日がくるように研究しているのだそう。

なろりんも「完全養殖」のウナギ、食べてみたいな!

 

最後にフグの「ふーちゃん」と記念撮影♪

イベントで大人気だって♪なろりんと一緒?!

 

名刺ももらったよ!

 

農研機構では、お米や野菜、くだもの、牛さんなどをたくさん育てて収穫するための研究開発をしているよね!でも、お魚は海の資源だから、海で暮らしている魚の量を守りながら収穫する、という考え方が新鮮だなぁ、と思ったなろりんでした。

 

おまけ:ベイブリッジに観覧車、キレイだったよ!

なろりんも乗ってみた~い♪

 

 

次はどこの研究センターへいこうかな。

 

●「国立研究開発法人 水産研究・教育機構」の詳細は、ホームページ 【外部リンク】を見てね。