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シンポジウム「野菜の生産に使う生分解資材~使い終わったら酵素処理ですぐに分解~」

情報公開日:2024年2月 1日 (木曜日)

生プラシンポジウムバナー
上の画像をクリックすると開催案内ポスター(PDF:3487kB)をダウンロードできます。

開催趣旨

生分解性プラスチック製の農業用マルチフィルムは、作物を収穫した後に畑に鋤込めば、土の中の微生物によって分解されるため、使用済フィルムの回収と処理が必要ありません。日本では、農業の担い手が急速に減っていますが、生分解性マルチフィルムは、少人数で広い畑を管理するために、近い将来欠かせない資材になるでしょう。
本シンポジウムでは、使用済みの生分解性マルチフィルムを酵素処理によって速やかに分解する技術の開発を目的とした、生研支援センターのイノベーション創出強化研究推進事業による研究課題「畑作の省力化に資する生分解性プラスチック分解酵素の製造技術と生分解性農業資材利用技術の高度化 01029C」成果について報告を行ない、併せて、みどりの食料システム戦略「グリーンな栽培体系への転換サポート(省力化に資する技術)」実施団体の協力のもと、生分解性プラスチックの特性や、生分解性マルチの最近の利用状況や将来性についての話題を取り上げます。

開催日時

令和6年3月8日(金) 10時00分~16時00分 (受付開始9時30分)

開催場所

秋葉原コンベンションホール
(東京都千代田区外神田1丁目18-13 秋葉原ダイビル2F)

交通アクセス
JR秋葉原駅(電気街口)から徒歩1分

対象

農業従事者、民間企業、試験研究機関、大学、一般市民、行政部局等

プログラム(文中敬称略)

午前の部(10:00-11:30)
農業分野でのプラスチック排出削減と生分解性マルチの導入 高木葉子(農林水産省農産局農業環境対策課)
葉洋菜栽培における生分解性マルチ利用による省力化の実証 林佳彦(長野県佐久農業農村支援センター)
ポスターセッション1
生分解性資材・およびこれら資材を利用した栽培事例の紹介
午後の部(12:30-16:00)
化学業界が取り組むGX -Sustainabilityに貢献するバイオプラスチック 佐野浩(三菱ケミカルグループ株式会社)
生分解性プラスチックの分解を促進する酵素~その特徴と製品化に必要な技術 山下結香(農研機構農業環境研究部門)
酵素パワーで生分解性マルチの分解促進 植田浩一(農研機構農業環境研究部門)
かんしょ栽培における効果的な分解酵素の活用方法 人見拓哉(茨城県農業総合センター)
スイートコーンの抑制栽培および2作1回施肥栽培における生分解性マルチと分解酵素の活用方法 馬場久美子(山梨県総合農業技術センター)
ペーパーポット技術への生分解性プラスチックの活用 中川卓也(日本甜菜製糖株式会社)
ポスターセッション2
生分解性マルチフィルムと分解酵素を用いた野菜の生産
要旨集を掲載いたしました。
本ページ下部の「ファイルダウンロード」よりご入手いただけます。
3月6日要旨集ファイルを修正いたしました
3月6日午後要旨集ファイルを再修正いたしました(最新ファイルseipla-abstract3.pdf)

参加方法

参加費無料、定員150名

参加申込は締め切りました。

主催等

主催 : 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
後援 : 農林水産省日本バイオプラスチック協会(JBPA)農業用生分解性資材普及会(ABA)

本シンポジウムで紹介する成果は、イノベーション創出研究推進事業
「畑作に省力化に資する生分解性プラスチック分解酵素製造技術と生分解性農業資材利用技術の高度化」
(委託元:生物系特定産業技術研究支援センター)により得られたものです。

開催事務局・問い合わせ先

農研機構 農業環境研究部門 気候変動緩和策研究領域 革新的循環機能開発グループ 植田浩一
E-mail: 0308sanka@ml.affrc.go.jp
305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3