
1.趣旨
世界的なSDGs等への関心の高まりから、環境に配慮して生産された農産物への需要が近年高まっており、その政策的な対応として、我が国でも農林水産省が「みどりの食料システム戦略」を策定(令和3年)したほか、先般改正された「食料・農業・農村基本法」では、環境と調和のとれた食料システムの確立が新たな基本理念として掲げられている。このような情勢の中、「みどりの食料システム戦略」では2050年目標として、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大することとしているが、現状では約3万ha(0.7%、令和4年)に留まっていることから、今後の革新的な技術・生産体系の開発とその社会実装による有機農業取組面積の拡大が強く求められている。そこで本フォーラムでは、農研機構内外で開発・実証等を行っている有機野菜生産技術・体系について、生産者の声を含め広く紹介するとともに、技術・体系開発や流通・販売面の課題とその対応、有機野菜生産の将来展望等について、アドバイザリーボード委員等関係者と議論を行い、今後の有機野菜の生産面積拡大、安定生産等に資する。
2.開催日時
2025年3月12日(水曜日) 13時00分~17時00分 (受付開始 12時00分)
3.開催場所
つくば国際会議場 中ホール ( 茨城県つくば市竹園2-20-3 )交通アクセスはこちら
4.主催
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中日本農業研究センター
5.後援
いばらき有機農業技術研究会
6. 参加申込(参加費無料、定員200名)
2025年3月7日(金曜日)までに、下記の参加申込みフォームに必要事項(お名前、所属、連絡先等)を記入してお送りください。
※定員に達した時点で受付を終了します。
7.開催内容
1) 開会挨拶13時00分~13時10分
農研機構中日本農業研究センター 所長 橘田 和美農林水産省関東農政局 生産部長 土居下 充洋
2) 講 演 13時10分~16時00分
- (1)有機イチゴ栽培体系 ―有機イチゴ、できるんです!― (13:10~13:40)農研機構中日本農業研究センター 須賀 有子・石崎 摩美(株)ふしちゃん 代表取締役 伏田 直弘
- (2)有機ミニトマト栽培体系 -15年の実績あります!- (13:40~14:10)農研機構植物防疫研究部門 長坂 幸吉農研機構中日本農業研究センター 山内 智史(株)ユニオンファーム 総農場長 杜 建明
- (3)土づくりと減肥に役立つ緑肥の効果と有機栽培の現場での利用例 (14:10~14:40)農研機構中日本農業研究センター 唐澤 敏彦(株)農楽 代表取締役 千葉 康伸
- (4)AI小型除草ロボットを利用した有機葉菜類の雑草防除体系 (14:50~15:20)農研機構中日本農業研究センター 田澤 純子(株)ユニオンファーム 代表取締役 玉造 洋祐
- (5)施設葉物野菜における有機栽培年数の違いと土壌特性 (15:20~15:40)茨城県農業総合センター園芸研究所 飯村 強
- (6)パルシステムにおける有機野菜の消費・生産の拡大への取り組みと課題 (15:40~16:00)パルシステム生活協同組合連合会 佐藤 哲郎
3) 総合討論16時05分~16時55分
話題提供者、アドバイザリーボード委員(開催要領の別記参照)、参加者間の意見交換
4) 閉会挨拶16時55分~17時00分
農研機構中日本農業研究センター 研究推進部長 佐々木 英和
8.お問い合わせ
農研機構中日本農業研究センター 研究推進部 事業化推進室 田中 穣
電話: 029-838-6738
E-mail:Organic-forum(at)ml.affrc.go.jp ※(at)は@に書き換えてください。