
日本には、さまざまな食材が並ぶスーパー・マーケットがあります。いずれの町にも、駐車場を完備した一定規模の店舗があり、コンビニエンスストアなどと比べて、価格は安く、種類は遙かに豊富です。営業時間は、店舗や地域により異なりますが、おおむね午前9時から夜9時くらいまで開店しています。
日本は少子化および一人暮らしの独身者・高齢者などの世帯が多いことから、食材は比較的小さなサイズとなっており、日本の主食である米や、醤油、卵、牛乳なども、大きさや量は少量・小サイズのパッケージでも販売されています。お弁当やお惣菜などもバラエティ豊富で、外食などと比べて価格は手頃です。揚げ物や炒め物などお昼時や夕食時には特に、作りたてで温かい商品が並びます。パンも、菓子パンから食パンまで豊富な商品を取り揃えています。
日本ではフルーツや野菜は大きさによって金額が変わる「量り売り」ではなく、基本「数売り」です。オートミールや堅めのパンなどを扱う店舗は限られていて、ヨーロッパなどと比べると、バターやチーズの種類は少ないです。豚肉や牛肉の部位の種類は少なく、羊などの骨付き肉や、豚の頭、七面鳥や丸ごと一羽の鶏肉など、他国・他文化の祭事に欠かせない食材でも、日本のスーパー・マーケットで手に入らないものもあります。