
「クレジットカードがあれば大丈夫!」と思われている訪日外国人は少なくありませんが、日本は世界有数の現金大国で、クレジットカードや電子マネーの普及は先進国のなかでも遅れていると言われています。
最近では、外国人観光客の利便性の充実に向けて、官民を挙げてクレジットカード、店や鉄道の電子マネー、スマートフォンの電子財布などの普及が図られていますが、小さな店や過疎地ではまだまだ現金払いが主流です。
現金を入手する場合は、コンビニエンスストア(通称コンビニ)でのキャッシングが便利です。日本には、5万5000店を越えるコンビニがあり(2018年時点)、その多くの店内にはATMが設置してあります。
日本は他の国に比べて両替所の数が少なく、駅やホテル、観光案内所などに両替所が設けられているところは稀です。また、ほとんどの銀行のATMは夜間の利用ができません。一方、ほとんどのコンビニATMは24時間利用が可能です。
大手コンビニチェーンには英語表記だけでなく、多言語対応を完備したATMも多く、クレジットカードを挿入し案内に従うだけで、そのつど必要な現金を入手することができます。