興農会は、地域の担い手として活動している農業者、農研機構職員、及び本会への参加を希望する関係者で構成し、地域の農業者との連携・交流を深めるための会合です。今からおよそ半世紀前、研究者と農業者が語り合う場を持とうという機運が高まる中、農事試験場の「鴻農閣」(埼玉県鴻巣市)で農業者と研究者との交流会が開催されたことから始まりました(興農会という名称は、農業を振興するということと、この鴻農閣の「こうのう」の両者の意が込められています)。その後、農業者の方からその年の営農の状況を報告してもらい、それに対して研究者が意見を述べる、あるいは、研究者から関連する研究成果を報告するという研究会を持つようになり、このスタイルが今日まで続いています。
メンバーの農業者は、いずれも各地で熱心に農業経営に取り組んでいる先進的な経営者であり、彼らが述べる一年の営農の総括の中から、農業経営の今日的な課題がどこにあるのか、経営者は今後どのような方向に経営を展開させようとしているのかを知ることができます。また、試験研究課題や研究成果に対しても、厳しく、かつ率直な注文が出されることが多く、営農現場のニーズに答えた技術開発や試験研究を進めていく上でも大変貴重な場となっています。
中日本農業研究センターは、この活動を通じて、地域農業研究のハブ機能の強化、研究ニーズの収集とそれらを踏まえた研究の推進、さらに、研究成果の普及定着を図ります。
お知らせ
- 令和6年度「興農会」のご案内(令和6年1月23日(木)開催)を公開しました。
入会案内
中日本農業研究センターでは、地域の農業者の皆様との連携・交流を深めることを目的に、原則年に1回、「興農会」を開催しています。また、興農会の会員の皆様には、「中農研ニュース」(年2~3回発行)をお送りするとともに、ご希望の方には、折々の情報を「中日本農研農業者ネットワーク通信」にて随時、電子メールで配信しております。興農会への入会をご希望の方は、入会申込書にご記入のうえ、下記の興農会事務局まで、メール、ファックス、または郵便にてご送付ください。
入会申込書[PDF:150KB]