中日本農業研究センター

温暖地野菜研究領域

温暖地野菜研究領域は、令和3年4月に新しく中日本農業研究センターに設置された領域で、栽培管理グループと有機・環境保全型栽培グループで構成されています。
関東東海地域は首都圏や名古屋の都市近郊地域であり、高品質な農産物の安定供給が求められています。しかし、露地野菜は一般作物と比較して機械化が遅延しており、省力栽培技術の確立が大きな課題となっています。また、都市部に近接した環境条件から、化学物質の使用を抑えた環境保全型農業が求められており、高品質な農産物の生産と環境負荷の軽減を両立する持続的生産技術の確立が必要です。
これらの背景から、温暖地野菜研究領域では、生育予測システムや機械化による露地野菜の効率的省力生産技術、緑肥等の有機物を活用した減化学肥料栽培技術、除草ロボット、天敵や物理的防除法を活用した減農薬・有機栽培システムの開発や地域基幹品目であるかんしょの新品種育成に取り組んでいます。

キャベツ生育モデルの圃場試験

領域長

山崎 浩道(やまざき ひろみち)

所属研究グループ