中日本農業研究センター

研究交流の広場

平成28年度「興農会」のご案内

中央農業研究センター
興農会事務局

1. 研究会趣旨

農業者が安定して経営を運営していくためには、様々なリスクの発生を予測し、それらに対する対策を事前に構築していくことが必要です。しかし、農業における最も大きなリスク要因となる気象の状況を見ても、極端現象(極端気象現象)と呼ばれるような過去に経験しなかったような降雨などが頻繁に発生すようになってきています。一方、経営運営の観点から見ても、規模拡大が進み、耕作面積や事業量が大きくなると、経営者が管理すべき対象も急速に増加します。また、規模拡大に合わせて従業員を雇用していけば、農作業事故の防止や従業員の健康被害の回避にも取り組んでいくことが求められます。
そこで、本年度はそのような農業経営における様々なリスクの発生要因や特徴と、それらリスクを軽減していくための対策について、気象、労働安全、経営管理に関わる分野の研究者から話題提供を受けるとともに、今後、進めるべき対策や研究方向等について、興農会会員の皆様との意見交換を行う研究会を企画いたしました。
つきましては、お忙しいこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご出席くださいますようお願い申し上げます。また、後継者の方やご近所のお仲間にもお誘いいただければ幸いです。なお、参加される方は、準備の都合がありますので、下記の興農会事務局宛に、11月29日(火)までにご連絡いただきますようお願いいたします。

2.開催日時

平成28年12月6日(火)14時00分~17時30分

3.開催場所

農研機構第1本館1階大会議室(茨城県つくば市観音台3-1-1)

4.次第

第1部 研究会
テーマ「農業経営におけるリスクの認識と対応」

  • 1) 農業に関わる近年の気候変動とリスク管理情報について
    • 農研機構 農業環境変動研究センター 気候変動対応研究領域
      影響予測ユニット 主席研究員 菅野洋光
  • 2) 農作業における事故と健康被害回避に向けた取り組み
    • 農研機構 農業技術革新工学研究センター 労働・環境工学研究領域
      安全人間工学ユニット ユニット長 菊池豊
  • 3) GAP(農業生産工程管理)を活用した農業経営におけるリスク軽減対策の現状
    • 農研機構 北海道農業研究センター 水田作研究領域 経営評価グループ 主任研究員 田口光弘
  • 総合討議

第2部 今年の営農を振り返って
興農会参加農業者の方々からの報告

参加ご希望の際は、お名前、ご住所、連絡先(メールか電話)を下記の興農会事務局までご連絡下さい。