中日本農業研究センター

研究交流の広場

平成30年度「興農会」のご案内

中央農業研究センター
興農会事務局

1. 研究会趣旨

近年、農業従事者の高齢化や担い手の大幅な減少、これに伴う地域の基幹的担い手への急激な農地集積により、とりわけ平坦地の水田作営農においては、これまでの予想を超えた大規模な経営体が出現しています。そこで、第1部の研究会では、(1)農村の離農予測モデルからみた将来の水田作における農業経営体数や農地変化の可能性について、(2)農業センサスによる農業就業構造の推移からみた将来の水田作営農の年齢構成や雇用形態等の動向、(3)水田作の大規模化により想定される技術的課題について、それぞれ研究者から話題提供を行います。その後、生産者からの意見や要望等を交えて、今後の対応方向について議論します。

また、第2部では、興農会会員から本年の営農の状況について、とりわけ本年は春先より高温の気象条件が続き、例年とは異なる様相であったことから、技術面等における課題を報告していただき、参加者間で意見交換を行います。

興農会に参加されています農業者の方々はいずれも関東近辺で水田作を主体に大規模かつ先進的な経営を実践されている方ばかりですので、現場の生産者の生の声を聞く絶好の機会かと思います。なにかと多忙な時期ではありますが、ぜひ、ご出席いただきますよう、ご案内致します。

また、後継者の方やご近所のお仲間もお誘いいただければ幸いです。

なお、参加希望の方は1、準備の都合もありますので、12月3日(月曜日)までに、E-mail・FAX・電話にて、興農会事務局までご連絡いただきますようお願いいたします。

2. 開催日時

平成30年12月13日(木曜日)14時00分~17時30分

3. 開催場所

農研機構第1本館1階大会議室(茨城県つくば市観音台3-1-1)

4. 次第

開会挨拶(14時00分~14時10分)

第1部 研究会(14時10分~16時10分)
テーマ「水田作農業の将来像について考える」

  • (1)「農村における離農予測の現状と将来の可能性について」
    • 寺谷諒(農業情報研究センター 農業AI研究推進室)

  • (2)「農業センサスにみる農業就業構造の変化と今後の動向」
    • 澤田守(中央農業研究センター 農業経営研究領域 組織管理グループ長)
  • (3)「水田作の大規模化により想定される技術的課題」
    • 吉永悟志(中央農業研究センター 生産体系研究領域長)

(休憩:16時10分~16時20分)

第2部 今年の営農を振り返って(16時20分~17時30分)
興農会参加農業者の方々からの報告
総合討議(第1部、第2部をまとめて)

参加ご希望の際は、お名前、ご住所、連絡先(メールか電話)を下記の興農会事務局までご連絡下さい。