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国立研究開発法人 農研機構 |
農業技術革新工学研究センター(革新工学センター)は、旧生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)の農業機械化促進業務で行ってきた農業機械の開発研究及び検査・鑑定と、旧中央農業総合研究センターで取り組まれてきた農業ロボット・情報研究を統合し、業種の枠を超えて外部機関と連携しながらスマート農業研究を進める重点化研究センターとして、2016年4月に設置されました。
また、2018年4月に農業機械化促進法が廃止されたことに伴い、当センターは農研機構法に基づいて農業機械・情報研究と農業機械の安全性検査を行う機関として、新たなスタートを切りました。
日本の食料自給率は37%(カロリーベース、2018年度)と、主要先進国の中でも最低の水準にとどまっています。一方、農業生産現場では農業従事者の減少と高齢化が進み、集落営農や法人化された大規模経営体が年々増加しています。さらに、高温や豪雨の多発による農産物の収量・品質の低下も問題になっています。このため、農業の生産性を高めることはもちろん、高齢者及び新規就農者や大規模経営での雇用労働者などの非熟練者でも簡単・安全に使用できて、高品質な作物を安定的に生産できる技術や機械の開発がますます重要になっています。
こうした状況を受け、当センターは、スマート農業の普及や、ロボット農機・自動化農機も含めた農業機械の安全性検査に取り組みます。さらに、我が国の農業機械の国際化と低コスト化を視野に入れた部品・仕様の標準化及び国際規格への対応、農作業事故情報を収集・分析し事故防止に活用するなど農作業安全に係る研究も推進します。また、機械化が遅れている園芸・畜産分野においては、2018年から運営している農業機械技術クラスターのネットワークを活用して、現場ニーズに即応した農業機械の開発研究を進めていきます。農業機械の電動化など環境負荷を低減させる研究も強化します。
これらの取組をしっかりと社会実装に結び付けるため、栽培、土壌肥料、農業経営等幅広い農業分野との連携やロボット技術や情報通信技術(ICT、IoT)、人工知能(AI)等異分野とも連携しながら業務を進めてまいります。
皆様のご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
