この脱穀機は,福永章一(山口県佐波郡牟礼村)によって考案された最初の足踏式回転脱穀機(1911(明治44)年3月27日特許第19,621号)を改 良したもの.それは,1913(大正2)年に山口県を除く地での製作販売の権利を西谷繁雄(東京)に譲渡し,西谷が改良を加え,西谷式として販売したから である.脱穀機によって漸時千歯が駆逐される.
扱胴の仕様は次のとおり.
胴 径 | 33.0cm |
胴 幅 | 56.0cm |
桁 数 | 6桁 |
1桁上の歯数 | 31本 |
総歯数 | 186本 |
扱歯の高さ | 3.6cm |