回転胴はさい頭円錐形で,珍しい脱穀機.桁は木製で勢車の側板がない.作業時には,はじめ胴径の小さい方で扱ぎ,次第に大径の方に移して脱粒残りをなくそうとしたもの.考案として見るべき点はあるが,多量生産は困難で,あまり普及しなかったと思われる.
扱胴の仕様は次のとおり.