生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

遺伝子組換えカイコの第一種使用規程に基づくモニタリング結果の公表について(農家飼育分)

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、養蚕農家での遺伝子組換えカイコの飼育について、緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ、青色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコおよび高染色性絹糸生産カイコの3種類の遺伝子組換えカイコについて第一種使用規程承認を受けました。
令和3年に、上記の3種類の遺伝子組換えカイコのうち、高染色性絹糸生産カイコの第一種使用等による飼育*が養蚕農家で行われましたので、野生のクワコとの交雑の有無についてモニタリング調査を令和4年に実施しました。ここに、その結果を公表します。
モニタリング調査は、承認を受けた第一種使用規程の中のモニタリング計画書に基づいて行いました。その結果、遺伝子組換えカイコとクワコとの交雑個体は見つからなかったこともあわせてお知らせします。
なお、収穫物は、蛹を冷凍により不活化した後に保管あるいは製糸をしています。 詳細は別紙をご覧ください。

* :「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系での使用

遺伝子組換えカイコの第一種使用規程に基づくモニタリング結果報告書

令和4年度実施分(別紙)

(注:別紙に記された日付は、モニタリング結果報告書を環境省及び農林水産省に提出した日付であり、公開日ではありません。)

問い合わせ先など

  • 農研機構 生物機能利用研究部門 研究推進部 研究推進室
  • 電話 : 029-838-6005
    E-mail : nias-kumikae@ml.affrc.go.jp
  • 農研機構ウェブページ : https://www.naro.go.jp/