生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和2年度 スギ花粉ペプチド含有イネ及びノボキニン蓄積イネの生育状況(収穫10月6日)
(観音台第1事業場高機能隔離圃場)

令和2年10月6日(火曜日)、スギ花粉ペプチド含有イネ及びノボキニン蓄積イネの収穫を行いました。

スギ花粉ペプチド含有イネ及びノボキニン蓄積イネは、7月7日(火曜日)に田植えを実施し、第一種使用等(※1)による栽培を開始しました。今年度は2つの栽培実験を同じ水田にて行いました。
収穫の際は、それぞれが混じってしまわないよう注意を払いながら、イネの種類ごとに手で刈り取りました。刈り取ったイネは束ねてラベルを付け、高機能隔離圃場内の自然乾燥舎で乾燥しています。後日、脱穀をし、種子は研究に使用します。
10月7日(水曜日)に、防鳥網を撤去し、水田内に残った株を不活化するために鋤き込みました。鋤き込み作業に使用したトラクターは、内部にイネの種子等が残らないように洗浄・清掃しました。

なお、これらの栽培実験の詳細については、栽培実験計画書をご覧下さい。

(※1)第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

収穫前のスギ花粉ペプチド含有イネ
収穫前のノボキニン蓄積イネ
スギ花粉ペプチド含有イネの収穫の様子
ノボキニン蓄積イネの収穫の様子
刈り取ったイネを乾燥している様子
刈り取り後の水田の様子
鋤き込み作業の様子
鋤き込み後の水田の様子
鋤き込みに使用したトラクターの洗浄の様子