生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和2年度 スギ花粉ペプチド含有イネ及びノボキニン蓄積イネの生育状況(収穫10月7日)
(観音台第3事業場組換え植物隔離ほ場)

令和2年10月7日(水曜日)、スギ花粉ペプチド含有イネ及びノボキニン蓄積イネの収穫を行いました。

スギ花粉ペプチド含有イネ及びノボキニン蓄積イネは、7月9日(木曜日)に田植えを実施し、第一種使用等(※1)による栽培を開始しました。
収穫の際は、イネの種類ごとに手で刈り取りました。刈り取ったイネは束ねてラベルを付け、組換え植物隔離ほ場内の実験室で乾燥しています。後日、脱穀をし、種子は研究に使用します。
後日、防鳥網を撤去し、水田内に残った株は不活化するために鋤き込む予定です。

なお、これらの栽培実験の詳細については、栽培実験計画書をご覧下さい。

(※1)第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

収穫前のスギ花粉ペプチド含有イネ
収穫前のノボキニン蓄積イネ
スギ花粉ペプチド含有イネの収穫の様子
ノボキニン蓄積イネの収穫の様子
刈り取ったイネを乾燥している様子
刈り取り後の水田の様子
収穫後の栽培区画全体の様子