生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和4年度 シンク能改変イネの生育状況(収穫の様子、11月4日)(観音台第1事業場高機能隔離圃場)

令和4年11月4日(金曜日)、観音台第1事業場高機能隔離圃場において、シンク能改変イネ*1の収穫(稲刈り)を行いました。

ゲノム編集技術により得られた系統であるシンク能改変イネは、5月10日(火曜日)に観音台第1事業場高機能隔離圃場の水田1及び水田6で田植えを行い、第一種使用等*2による栽培を開始しました。
収穫日当日は、防鳥網を外し、コンバインで刈り取り、脱穀、稲わらの裁断をした後、水田内に残ったイネの残渣や地下部を鋤き込みました。
栽培実験の詳細は、栽培実験計画書をご覧ください。

*1:本イネは、ゲノム編集技術により作出されたイネです。ゲノム編集作物の取扱方針が定まる前に野外栽培(試験)を開始しており、カルタヘナ法に基づいた生物多様性影響評価書を提出した上で監督官庁より栽培の承認がされているため、遺伝子組換えイネとして取り扱っています。

*2:第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

収穫前の水田1の全景
(収穫作業直前のため、防鳥網を外しています)
収穫前の水田6の全景
(収穫作業直前のため、防鳥網を外しています)
収穫の様子(水田1)
収穫後の水田の様子(水田1)
鋤き込み後の水田の様子
(水田1、11月7日撮影)
鋤き込み後の水田の様子
(水田6、11月7日撮影)