生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和6年度 スギ花粉ペプチド含有イネの栽培状況(収穫の様子、9月5日)(観音台第2事業場隔離ほ場)

農研機構における令和6年度の第一種使用等*によるスギ花粉ペプチド含有イネの栽培実験について、6月12日(水曜日)に観音台第2事業場隔離ほ場にて田植えを行い、水田での栽培を行ってきましたが、9月5日(木曜日)に収穫(稲刈り)を行いました。
形質調査のため手植えをして栽培したイネは、手で刈り取った後、隔離ほ場内のガラス温室内ではさかけして乾燥しています。
機械植えして栽培したイネはバインダーで刈り取り、防鳥網を設置したままの水田内にはさかけして乾燥しています。これらのイネは後日、脱穀をして、医薬品としての剤型等の検討等に使用します。
栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧ください。

*第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

収穫前のスギ花粉ペプチド含有イネ栽培区画
全体の様子
収穫前のスギ花粉ペプチド含有イネ
手刈りで収穫している様子
手刈りイネを束にしてはさかけした様子
バインダーで収穫している様子
機械で刈り取ったイネをはさかけした様子