生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和6年度 遺伝子組換えカイコの生育状況(飼育開始の様子 9月5日)(群馬県蚕糸技術センター 隔離飼育区画)

農研機構と群馬県蚕糸技術センターは、群馬県蚕糸技術センター内の隔離飼育区画における、今年度の遺伝子組換えカイコ(高染色性絹糸生産カイコ、赤色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ及び緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)の第一種使用等*による飼育について、令和6年8月2日(金曜日)に飼育実験計画書を公表し、8月22日(木曜日)に開催した説明会にて飼育実験計画を説明しました。そして、9月5日より飼育実験を開始しました。
飼育実験の詳細に関しては、飼育実験計画書をご覧ください。

ふ化したばかりのカイコ幼虫は黒味を帯びており、今回与えた人工飼料の色と似ています。また、大きさがおよそ3mm程度で小さいため、下段左側の写真では分かり難いのですが、およそ1,000頭のカイコ幼虫がいます。

* : 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用


カイコを入れた密閉容器を隔離飼育区画の
プレハブ蚕室に搬入する様子

密閉容器から取り出したカイコを
人工飼料の上に移している様子

飼育開始直後のカイコ(1齢1日目)の様子

飼育容器に入れたカイコは
恒温器(インキュベーター)内で管理する様子