農研機構と群馬県蚕糸技術センターは、群馬県蚕糸技術センター内の隔離飼育区画における、今年度の遺伝子組換えカイコ(高染色性絹糸生産カイコ、赤色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ及び緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)の第一種使用等*による飼育実験を、9月5日(木曜日)から開始しました。
9月29日(日曜日)に上蔟(繭を作る直前のカイコ幼虫を蔟(まぶし)にいれる)作業を行いました。
飼育後の飼育残渣(エサの桑の葉など)は、9月30日(月曜日)に隔離飼育区画内の残渣処理室に移動させ、4mm目の網で包みました。この状態で30日後まで保管することで不活化を行います。
飼育実験の詳細に関しては、飼育実験計画書をご覧ください。
* : 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離飼育区画)での使用

繭を作らせる回転蔟に振り込み吊るして
いる様子

繭を作る場所を探しているカイコ