果樹茶業研究部門

果樹の災害対策集

2.被害樹の翌年の花が充実不良の場合は正常に結実するか

被害樹の花芽が冬に入る前に鱗片が開き始めたような場合は、ぼけ芽となって冬期の低温に耐えることができず、春期の発育開始とともに脱落して盲芽となり、結実しない場合が多い。

剪定時期に花芽が平年よりも痩せている場合は、中間芽が増加し、花が咲いても発育が不良で、受精不良などによる変形果や発育不良果が増加すると考えられる。そのため、剪定時には、十分確認して充実した花芽を残すように心掛ける。